(プログラム確定)2006年1月26日更新

(プログラム修正)2006年1月24日更新

(プログラム追加ほか)2006年1月23日更新
2005年12月21日

 


研究会
International Meeting for Construction and Utilization
of IBARAKI Biological Crystal Diffractometer at J-PARC

開催のご案内




 J-PARC MLF施設に設置される茨城県生命物質構造解析装置(IBARAKI Biological Crystal Diffractometer)の建設とその利用に関する議論を行う研究会を開催いたします。

 現在、J-PARC物質・生命科学研究施設に建設中のパルス中性子源に茨城県が2本のビームラインの設置を予定しています。その一つである生命物質構造解析装置は、主にタンパク質や核酸等の生体物質の構造解析のための単結晶中性子回折データの収集を目的としており、中性子飛行時間法(TOF)を利用し、広い逆格子空間を、大きな検出器立体角と広い波長範囲で、低バックグラウンド走査することにより、原研3号炉の生物用回折計(BIX-3BIX-4)に比べて50倍以上の測定スピードを実現することを目指し、設計・開発が進められています。本装置は、いくつかの技術的難問を克服して平成20年3月の完成を目標に建設される予定となっています。
 本研究会は本装置の開発重点項目であるデータ処理ソフトウェアおよび検出器関連の技術的側面について開発主要メンバーから現状報告を行うと共に、現在海外で稼働中または開発建設が進められているTOF型単結晶回折計の担当者を招聘し、現状報告、アドバイスをもらい今後の建設仕様に反映させることを目的としています。さらに国内外の生体高分子および有機分子化合物中性子解析の最近の動向および展望について、ユーザーの立場から発表及び議論を行い今後のユーザー層の開拓に役立てます。

*関連リンク先*


 本研究会には

SNS-Topazの建設状況について」
  Dr. Christina Hoffmann
   (米国パルス中性子実験施設SNSTOF型単結晶回折計Topaz、開発責任者)

SXDデータ処理ソフトウェアとSXDおよび第2ターゲットステーションについて」
  Dr. Matthias Gutmann
   (英国パルス中性子実験施設ISISTOF型単結晶回折計SXD、装置担当者)

「諸外国のタンパク質中性子構造解析の現状」
  Prof. Robert Bau
     (米国カリフォルニア大、米国結晶学会会長)

以上の方を海外より招聘し、海外のTOF型単結晶回折計の現状、諸外国のタンパク質中性子構造解析の現状についてご講演していただきます。

 また、この議題に関連したポスター発表の募集も併せて行っております。ご希望の方は是非お申し込みをお願いいたします。


 また、研究会終了後に現在建設中であるJ-PARC MLF施設の見学会を予定しております。茨城大学日立キャンパスから見学先の原子力機構までは専用の送迎バスが出ます。【1/20締切済】



1.開催日時:2006年1月30日(月)(10:30〜(*))13:30〜18:00
                1月31日(火)                   9:30〜16:30

(*)学生向け
  プログラムは文末7.参照。


2.場所:茨城大学 工学部(日立キャンパス) 総合研究棟2F 205研修室

〒316−8511日立市中成沢町4-12-1
TEL
:0294−38−5004(代表)
FAX
:0294−38−5280(代表)
HP
http://www.ibaraki.ac.jp/index.shtml

[
交通 ]
車をご利用の場合

常磐自動車道 日立中央.C.より約10

電車をご利用場合

JR
日立駅(中央口)から日立電鉄バス、
中央線経由「平和台行3」又は「小咲台行4」に乗車、「茨大前」で下車

JR
常陸多賀駅から日立電鉄バス
中央線経由「日立駅行3」又は「日立駅行4」に乗車、「茨大前」下車
いずれもバス乗車時間は約20

(*)「茨大前」バス停は、日立方面からは「運動公園前」の次(約1分)、(常陸)多賀方面からはその逆です。
日立駅時刻表
日立駅ー茨城大間、日立電鉄バス時刻表
羽田空港行き高速バス時刻表

茨城大学日立キャンパス地図:

茨城大学日立キャンパス地図
http://www.ibaraki.ac.jp/all/map_hitachi.htm


昼食には大学内の食堂をご利用いただけます。



3.周辺宿泊施設:
「東横イン日立駅」 日立駅から徒歩2分
http://www.toyoko-inn.com/hotel/00082/
「ホテル日立プラザ」 日立駅から徒歩6分
http://www.hitachiplaza.com/
「ウインングインターナショナル日立」 日立駅から徒歩3分
http://www.inetcci.or.jp/hotel/data/0261001.html
「ホテル日航日立」 日立駅から徒歩3分
http://www.hotelnikkohitachi.co.jp/
「ホテル天地閣」 日立駅海岸口から徒歩2分 日立駅中央口から陸橋を渡り徒歩10分
http://www.tenchikaku.co.jp/


4.参加登録:

参加をご希望の方は、氏名、所属(職位)、連絡先を、下記e−mail宛てにご連絡下さい。(当日参加も受け付けますが、極力事前登録にご協力下さい)。

 

研究会参加 :当日参加も受け付け可(J-PARCツアーは別途締切有)

ポスター発表:2006127()まで。

J-PARCツアー:2006120()まで【締切済】。

申し込み方法:

 下記のメールアドレスまでご連絡下さい。

 E-mail: ibix2006@mx.ibaraki.ac.jp


5.問い合わせ e−mail:ibix2006@mx.ibaraki.ac.jp

実行委員

茨城大学  田中伊知朗 E-mail: i.tanaka*mx.ibaraki.ac.jp (*=@)Tel:0294-38-7093

原子力機構JAEA 日下 勝弘 E-mail: kusaka.katsuhiro*jaea.go.jp (*=@)

原子力機構JAEA 栗原 和男

原子力機構JAEA 大原 高志

茨城大学  新村 信雄

 


6.その他公式HP"http://nsb.mat.ibaraki.ac.jp/bixp1jan06.html"

7.プログラム

 

Jan. 30(Mon), 2006

 

Session for students informal session

10:00 Open the room & registration

10:30 Introduction for students (Niimura, N, Ibaraki Univ.)

10:35 Introduction to Neutron Macromolecular Crystallography (Bau, R., Univ. South California, USA)

11:35 Question & discussion

 

12:00 Lunch

13:00 Registration

 

Session 1

13:30 Introduction (Niimura, N, Ibaraki Univ.)

13:40 Current status of BIX-P1 construction (Tanaka, I., Ibaraki Univ.)

14:10 Contributions to Protein Structure from Neutron Crystallography (Bau, R., Univ. South California, USA)

15:00 Break

 

Session 2

15:15 Observation by neutrons of hydrogen atoms unobserved by ultra-high resolution X-ray macromolecular crystallography (Sato, M., Yokohama City Univ.)

15:35 The B-DNA structure determined by the neutron crystallography (Arai, S., JAEA)

15:55 Current status of protein neutron crystallography by LADI at ILL (Meilleur, F., ILL, France)

16:15 Break

 

Session 3

16:30 Direct Observation of a Novel Deuterium Transfer in the Crystalline-State
Photoisomerization by Neutron Diffraction (Ohashi, Y., JASRI & Hosoya, T., Tokyo Inst. Tech.)

16:50 Hydrogen Bonds Organofluorine Compounds and Expectation for Neutron Crystallography (Kubota, T., Ibaraki Univ.)

17:10 Protein Crystallization for neutron crystallography (Ohnishi, Y., Kaken Co. Ltd./Ibaraki Univ.)

 

17:30 Close

 

18:00 Buffet-style party in Ibaraki Univ.

 

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Jan. 31(Tue), 2006

 

Session 4

9:30  Single crystal diffraction at ISIS - SXD and beyond (Gutmann, M., ISIS, England)

10:30 Break

 

Session 5

10:50 The single crystal diffractometer TOPAZ and its implementation into the SNS support network (Hoffmann, C., SNS, USA)

 

11:50(100)  Lunch

 

Session 6

13:00 General Discussion

14:00 Summary

 

14:30 Move to J-PARC in JAEA

 

J-PARC tour

15:30 J-PARC tour

 

16:30 Close in JAEA, bus transport to JR Tokai Station.